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X-2 (航空機・アメリカ) : ウィキペディア日本語版
X-2 (航空機・アメリカ)

X-2は、アメリカ合衆国で開発された超音速実験機。愛称は''Starbuster''(スターバスター)。製造はベル社。1956年に非公式だがマッハ3を記録している。
== 歴史 ==
1945年10月、ベル社はドイツから持ち帰った技術である後退翼を持った、高速実験機の開発をスタートした。やがてこの機体はアメリカ陸軍航空軍の目に留まることとなり、同年12月にXS-2として、マッハ3.5の超音速と高度40,000m弱の上昇、および空力加熱について研究を進めることになった。
実験機2機が作成されることとなり、1950年11月11日ナイアガラフォールズの工場において、先に2号機が完成した。空中母機の開発遅延により1952年から滑空試験を開始した。1953年5月12日、2号機による初の動力飛行が計画され、母機B-50Aに搭載、オンタリオ湖上空において、試験が行われることとなった。しかし、母機からの発進前に爆発、母機は帰還できたものの試験機は失われ、ベル社のテストパイロット、ジーン・ジーグラーと観測員1名が死亡した。また、1号機は1955年11月18日から動力飛行を開始した。
1956年7月23日の9回目のフライトで、フランク・エベレストの操縦する1号機は3,058km/h(マッハ2.8706)の速度記録を樹立。1956年9月7日の12回目のフライトでは、アイヴン・キンチェローの操縦により高度38,376mに到達した。1956年9月27日の13回目のフライトにおいて、ミルバーン・アプトが非公式に3,369km/h(マッハ3.196)を記録するが、そのまま操縦不能となり、アプトは脱出できずに死亡した。2機とも事故で失われたため、実験は終了した。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「X-2 (航空機・アメリカ)」の詳細全文を読む



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